ヴォクシーの購入で、ローンを組んだら『月々の支払い』はいくらになるんだろ…?
とくに最近主流となっている残価設定プランや残クレについて、その仕組みやメリット・デメリットを詳しく知りたい方も多いでしょう。
この記事では、ヴォクシーのローンにおける月々の支払い額を、通常ローンと残価設定ローンの具体的なシミュレーションを交えて解説します。
それぞれの特徴を比較しながら、あなたのライフプランに合った最適な支払い方法を見つけるお手伝いをします。
ヴォクシーのローン月々支払額!プラン別相場
- 通常ローンのシミュレーション結果
- 残価設定ならヴォクシーは月々いくら?
- 人気のヴォクシー残クレ「5年プラン」とは
- 残クレで月々「ボーナス払いなし」の場合
- トヨタ「残価ローン」のデメリット【何がダメ?】
- 購入前に残価設定シミュレーションを
通常ローンのシミュレーション結果

ヴォクシーを一般的な自動車ローン(フルローン)で購入する場合、月々の支払額は2万円台後半から4万円前後が一つの目安となります。この支払い方法は、車両の総額を分割して均等に支払っていく、最もシンプルで分かりやすいプランです。
頭金やボーナス払いを設定しない場合のシミュレーション例を見てみましょう。
支払いプラン | 金利 | 月々の支払額(目安) | 備考 |
---|---|---|---|
120回払い(10年) | 1.9% | 約28,200円 | 車両本体価格309万円の場合 |
84回払い(7年) | 5.0% | 約39,857円 | ZSグレード・車両価格約282万円の場合 |
このように、支払回数を長く設定すれば月々の負担は軽くなりますが、その分、金利を含めた総支払額は増加します。逆に支払回数を短くすると、月々の負担は増えるものの、総支払額を抑えることが可能です。
ボーナス払いを併用すると、月々の支払いをさらに抑えることもできます。例えば、120回払いのプランで年間2回のボーナス加算(77,000円/回)を設定した場合、月々の支払額を約15,400円まで下げることも可能です。ご自身の収入状況に合わせて柔軟に計画を立てられるのが通常ローンの魅力と言えます。
残価設定ならヴォクシーは月々いくら?

残価設定ローン(残クレ)を利用すると、ヴォクシーの月々の支払いを2万円前後に抑えることも可能です。これは、数年後の車両の買取保証額(残価)をあらかじめ設定し、その残価を差し引いた金額分だけを分割で支払う仕組みだからです。
具体的なシミュレーション例を見てみましょう。
【残価設定ローン シミュレーション例】
グレード | S-Z 2WD ガソリン |
---|---|
支払回数 | 60回(5年) |
金利 | 1.9% |
頭金 | 1,000,000円 |
ボーナス加算 | 100,000円(年2回) |
月々支払額 | 20,500円 |
最終回支払額(残価) | 1,423,800円 |
この例のように、まとまった頭金やボーナス払いを組み合わせることで、月々の支払いを大幅に軽減できるのが残価設定ローンの大きなメリットです。ただし、最終回にはまとまった金額の支払いが必要になる点を理解しておく必要があります。
人気のヴォクシー残クレ「5年プラン」とは

ヴォクシーの残価設定ローンの中でも、特に人気が高いのが5年(60回払い)プランです。車検のタイミングで乗り換えを検討しやすく、月々の支払いと最終回の残価のバランスが良いことが理由として挙げられます。
5年プランの場合、車両の状態に関する規定を満たせば、車両本体価格の約42~44%が残価として保証されるのが一般的です。頭金やボーナス払いの設定によって、月々の支払額は以下のように変動します。
条件 | 月々の支払額(目安) | 最終回支払額(残価) |
---|---|---|
頭金100万円・ボーナス10万円/回 | 20,500円 | 約142万円 |
頭金50万円・ボーナス10万円/回 | 25,600円 | 約194万円 |
頭金0円・ボーナス払いなし | 22,900円 | 約230万円 |
契約満了後の3つの選択肢
5年プランが満了した後は、以下の3つからライフプランに合った選択が可能です。
- 新しいクルマに乗り換える:車両を返却し、最新のモデルに乗り換える。
- クルマを返却する:そのまま車両を返却して契約を終了する。
- クルマを買い取る:残価を一括または再ローンで支払い、乗り続ける。
残クレで月々「ボーナス払いなし」の場合

ボーナス払いを設定しない残価設定ローンは、年間の支出計画を立てやすいというメリットがあります。ボーナス月の大きな出費を避けたい方や、収入が安定している方に適したプランです。
ただし、ボーナス払いをなくす分、月々の支払額は少し上がります。ヴォクシーの場合、月々2万円台前半から3万円台半ばが相場となります。
支払い例 | 頭金 | 支払回数 | 金利 | 月々支払額(目安) |
---|---|---|---|---|
1 | 0円 | 60回(5年) | 1.9% | 22,900円 |
2 | 20万円 | 36回(3年) | 5.9% | 34,300円 |
このように、頭金の額や支払回数、金利によって月々の支払額は変動します。月々の支払いをできるだけ抑えたい場合は、頭金を多めに用意する、あるいは低金利のキャンペーンなどを活用するといった工夫が有効です。
トヨタ「残価ローン」のデメリット【何がダメ?】

月々の支払いを抑えられる魅力的な残価設定ローンですが、契約前に知っておくべきデメリットや注意点も存在します。主なポイントを理解し、ご自身のカーライフに合っているか慎重に判断することが重要です。
残価設定ローンの主なデメリット
- 総支払額が高くなる傾向
分割払いの対象外となる残価部分にも金利がかかるため、一般的なローンに比べて金利総額が高くなる場合があります。 - 走行距離の制限がある
契約時に定められた年間走行距離を超過すると、契約満了時に追加の精算金が発生します。 - 車両のカスタマイズができない
車両は返却することが前提のため、原則として改造やカスタマイズは認められていません。 - 車両の状態に制約がある
事故による修復歴や、内外装の大きな傷・汚れがある場合、査定額が下がり追加料金が必要になることがあります。 - 所有権はディーラーにある
ローンを完済し、残価を支払って買い取るまで、車の所有者はディーラーや信販会社となります。
これらのデメリットは、特に「車を自分好みにカスタムしたい」「長距離運転をすることが多い」といった方には不向きな場合があります。契約内容をよく確認し、納得した上で利用しましょう。
購入前に残価設定シミュレーションを

ここまで様々な支払い例を紹介してきましたが、これらはあくまで一例です。実際にヴォクシーを購入する際の正確な月々の支払額を知るためには、ディーラーの公式サイトなどで提供されているシミュレーション機能を活用することが不可欠です。
シミュレーションでは、希望するグレードやオプション、頭金の額、ボーナス払いの有無などを細かく設定できるため、より具体的な資金計画を立てることができます。
シミュレーションはWebサイトで手軽に試せますし、ディーラーの店舗で相談すれば、さらに詳細な見積もりを出してもらえます。購入を具体的に考え始めたら、一度は試してみることを強くおすすめします。
シミュレーション利用時の注意点
Webシミュレーションの結果には、自動車税や任意保険料、メンテナンス費用といった維持費は含まれていない場合がほとんどです。実際の年間支出は、ローン支払い額に加えてこれらの費用がかかることを念頭に置いておきましょう。
ヴォクシーのローン月々支払いを決める重要要素
- ヴォクシー購入の『頭金』はいくら必要か
- 最終的なVOXYの「総支払額」はいくら?
- ローン以外の選択肢(リースなど)
ヴォクシー購入の『頭金』はいくら必要か

ヴォクシーを購入する際の頭金は、一般的に50万円から100万円程度が目安とされています。もちろん、頭金ゼロでローンを組むことも可能ですが、ある程度の頭金を用意することには大きなメリットがあります。
頭金を用意するメリット
- 月々の支払額を軽減できる:借入元金が減るため、毎月の負担が直接的に軽くなります。
- ローンの審査に通りやすくなる:自己資金があることで支払い能力の証明となり、審査上有利に働くことがあります。
- 総支払額を抑えられる:借入額が減ることで、支払う金利の総額も少なくなります。
例えば、頭金50万円を用意すれば月々の支払いが2万円台半ばになるプランでも、頭金を100万円に増やすことで月々1万円台まで支払いを抑えられるケースもあります。無理のない範囲で、できるだけ多くの頭金を用意するのが賢い選択と言えるでしょう。
最終的なVOXYの「総支払額」はいくら?

月々の支払額に目が行きがちですが、最終的にいくら支払うことになるのか、総支払額を把握することも非常に重要です。ヴォクシーの場合、車両本体価格にオプションや諸費用、税金などを含めた乗り出し価格は、おおよそ330万円から480万円の範囲に収まることが多いです。
支払い方法によって、この総支払額は以下のように変わってきます。
グレード・支払いプラン | 総支払額の目安 | 特徴 |
---|---|---|
S-Z(新車・現金一括) | 約377万円 | 金利負担がないため最も安価 |
通常ローン(120回) | 約340万円~ | 金利分の負担が加わる |
残価設定ローン(3年) | 約418万円 | 残価にも金利がかかるため総額は高め |
残価設定ローン(5年) | 約510万円 | 期間が長い分、金利負担も増える |
月々の支払いが安く見える残価設定ローンですが、金利負担などを考慮すると、最終的な総支払額は通常ローンよりも高くなる傾向があります。目先の支払いやすさだけでなく、トータルコストを比較検討することが大切です。
ローン以外の選択肢(リースなど)

近年、車の所有にこだわらない新しい選択肢として、カーリースやサブスクリプションサービス(KINTOなど)の人気が高まっています。これらは、ローン購入とは異なり「月々定額の利用料を支払って車に乗る」サービスです。
最大のメリットは、車両代金だけでなく、登録諸費用や契約期間中の自動車税、車検代、メンテナンス費用などが全てコミコミになっている点です。これにより、急な出費を心配することなく、安定したカーライフを送ることができます。
ローンとリースの主な違い
- 所有権:ローンは最終的に自分のものになるが、リースは契約終了後に返却が基本。
- 費用の内訳:ローンは車両代が中心。リースは税金やメンテナンス費を含む。
ヴォクシーの場合、維持費込みで月々5万円台から利用できるリースプランもあります。車の所有にこだわらず、手軽に新車に乗りたい、支出をシンプルに管理したいという方には、有力な選択肢となるでしょう。
まとめ:ヴォクシーのローン月々の支払い計画
この記事では、ヴォクシーのローンにおける月々の支払いについて詳しく解説しました。最後に、重要なポイントをリストで振り返ります。
- 通常ローンの月々支払いは2万円台後半からが目安
- 支払回数を長くすると月々の負担は減るが総支払額は増える
- 残価設定ローンなら月々2万円前後から乗ることも可能
- 残価設定は数年後の残価を差し引いてローンを組む仕組み
- 人気の5年プランは残価率が約42から44パーセントで設定される
- 残価設定ローンは満了後に乗り換え・返却・買取を選べる
- ボーナス払いなしの残クレは月々の支払いが安定する
- 残価設定には走行距離制限やカスタマイズ不可などのデメリットがある
- 残価にも金利がかかるため総支払額は高くなる傾向にある
- 正確な支払額を知るにはディーラーでのシミュレーションが不可欠
- 頭金の目安は50万円から100万円で多いほど月々の支払いは楽になる
- ヴォクシーの乗り出し総額は約330万円から480万円が相場
- 月々の安さだけでなく総支払額で比較することが重要
- ローン以外に維持費込みのカーリースという選択肢もある
- 自分のカーライフや資金計画に合った最適なプランを選ぶことが大切