ヴォクシーがダサいってゆう意見はあるのかな…
ヴォクシーの購入を検討しているものの、世間の評判が気になり、後悔したくないという思いがあるのではないでしょうか。
一部で個性的すぎると言われるデザインも、実は多くのかっこいいと感じるユーザーに支持されています。
この記事では、なぜ「ダサい」と言われることがあるのか、その理由を深掘りすると同時に、ヴォクシーが持つ本来の魅力や他車種との違いを徹底的に解説します。
ヴォクシーがダサいと言われる理由と背景
- フロントは本当にダサいのか？
- 80系ヴォクシーがダサいと言われる背景
- 気持ち悪いと感じる人の意見
- デザイン以外の後悔点
- 年齢層から見る評価の違い
フロントは本当にダサいのか？
新型ヴォクシーが「ダサい」と言われる要因は、その大胆で押し出しの強いフロントデザインにあります。とくに、巨大なフロントグリルが賛否両論を巻き起こしています。
具体的には、縦に大きく走るメッキパーツやブラックアウトされたグリルが、一部のユーザーから「やりすぎ」「派手すぎる」といった印象を持たれているようです。
この威圧的とも取れるデザインは、いわゆる「オラオラ系」と表現されることもあり、落ち着いたデザインを好む層からは敬遠される傾向にあります。とくに、人気のホワイト系のボディカラーでは、黒いグリルの存在感が一層際立ち、ボディとの一体感がない「取って付けたようだ」と感じる人もいます。
しかし、これはあくまで一面的な評価です。一方で、この独創的で迫力のあるデザインを「未来的でかっこいい」「他のミニバンにはない個性がある」と高く評価する声も多数存在します。つまり、ヴォクシーのフロントデザインがダサいかどうかは、個人の好みや価値観に大きく左右される部分と言えるでしょう。
豆知識：「オラオラ系」とは？
「オラオラ系」とは、少し威圧的で自己主張の強いファッションやスタイルを指す俗語です。車においては、メッキパーツを多用したり、車高を下げたり、エアロパーツで迫力を増したカスタムを好むスタイルを指すことが多いです。
80系ヴォクシーがダサいと言われる背景
現行の90系だけでなく、先代モデルである80系ヴォクシーも「ダサい」という評価を受けることがありました。その理由も、やはりフロントグリルのデザインが大きく関係しています。
80系ヴォクシーは、当時としては非常に大型で個性的な2段構えのヘッドライトと、ワイドなグリルが特徴でした。このデザインは発売当初、未来的で斬新だと評価される一方で、一部からは「ゴテゴテしている」「昆虫のようだ」といった否定的な意見もありました。特に後期モデルではグリルの面積がさらに拡大し、その主張の強さが好みを分ける要因となったのです。
また、当時はSUVが人気を博し始めた時期でもあり、ミニバン特有の「箱型」フォルムが、流線形のSUVと比較されて「時代遅れ」「生活感が出やすい」と見なされる風潮もありました。これも、80系ヴォクシーが一部で「ダサい」と評される一因と考えられます。
言ってしまえば、ヴォクシーはいつの時代も時代の最先端を行く個性的なデザインに挑戦してきたため、必ず一定数の否定的な意見が生まれる宿命にあるのかもしれませんね。
気持ち悪いと感じる人の意見
「ダサい」という表現以上に、一部では「気持ち悪い」という強い言葉で評価されることもあります。これは、デザインが単に個性的であるだけでなく、生理的な感覚に合わないと感じる人がいることを示唆しています。
主な理由として挙げられるのは、以下の2点です。
鋭すぎるヘッドライトの形状
新型ヴォクシーのヘッドライトは、非常に薄くシャープな形状をしています。この切れ長のライトがグリルの威圧感と相まって、「睨まれているようで不快」「攻撃的に見える」と感じる人がいます。車の「顔」として見たときに、その表情が好みに合わないケースです。
デザイン全体のまとまり
巨大なグリル、薄いヘッドライト、角張ったボディラインといった各要素の主張が強いため、車全体のデザインとしての一体感に欠ける、という意見も見られます。パーツごとのインパクトはあっても、全体として見たときにバランスが悪く感じられ、それが「気持ち悪い」という違和感につながっている可能性があります。
注意点：実車確認の重要性
写真やネットの画像だけで判断すると、デザインの印象が誇張されて見えることがあります。実際にディーラーで実車を見ると、「思ったより落ち着いていた」「立体感があってかっこいい」と印象が変わるケースも少なくありません。購入を検討する際は、必ず実車を確認することをおすすめします。
デザイン以外の後悔点
ヴォクシーの購入を後悔する理由は、デザインだけではありません。価格や使い勝手など、他の側面で期待とのギャップを感じるケースもあります。
主な後悔ポイントとしては、以下のような点が挙げられます。
- 価格の高さ：
ミニバン市場の中では比較的高価な部類に入ります。オプションを追加していくと総額が400万円を超えることもあり、コストパフォーマンスに疑問を感じる人もいます。 - 乗り心地の硬さ：
スポーティな走行性能を意識したサスペンション設定のため、路面の凹凸を拾いやすく、乗り心地が硬いと感じる場合があります。特に長距離運転での快適性に不満の声が聞かれます。 - 操作パネルの使いにくさ：
大型のディスプレイオーディオが標準装備ですが、物理ボタンが少なく、操作が直感的でないと感じるユーザーもいます。 - 維持費：
車両重量があるため、税金や保険料がコンパクトカーなどと比べて高くなります。また、燃費は改善されていますが、実際の走行状況によってはガソリン代が予想以上にかかることもあります。
これらのポイントは、ライフスタイルや車に求めるものによって許容範囲が異なります。購入前には試乗を重ね、自分の使い方に合っているかを慎重に見極めることが後悔しないための鍵となります。
年齢層から見る評価の違い
ヴォクシーのオーナーは、特定の年齢層に偏っているわけではなく、非常に幅広い世代から支持されています。しかし、中心となる購買層は存在し、それが評価の傾向にも影響を与えています。
主なユーザー層は、30代から40代の子育て世代です。この層は、広い室内空間やスライドドアの利便性、最新の安全性能といった実用的な面を重視してヴォクシーを選んでいます。デザインに対しても、家族のための車として、ある程度の存在感や力強さを好意的に受け止める傾向があります。
一方で、20代の若い世代にも人気があります。彼らは、ヴォクシーの持つスポーティで少し挑戦的なデザインを「個性的でかっこいい」と捉えることが多いです。カスタムのベース車両としても人気があり、自分らしい一台に仕上げる楽しみを見出しています。
逆に、50代以上の世代や、より落ち着いたデザインを好む層からは、前述の通り「派手すぎる」と敬遠されることもあります。このように、ヴォクシーのデザイン評価は、見る人の年齢やライフスタイルによって大きく異なると言えるでしょう。
ヴォクシーがダサいは誤解
- 新型ヴォクシーが「かっこいい」と評価される点
- 『白』はカッコイイ鉄板カラー
- 新型「ヴォクシー」と「ノア」はどっちを選ぶべき？
- 「アルファード」と「ヴォクシー」どっちがいいか比較
新型ヴォクシーが「かっこいい」と評価される点
「ダサい」という意見がある一方で、新型ヴォクシーは多くのユーザーから「かっこいい」と絶賛されています。その魅力は、単なるデザインの迫力だけではありません。
評価されているポイントは主に以下の通りです。
洗練された内外装の質感
エクステリアは、シャープなLEDライトとグリルの組み合わせが未来的でスタイリッシュな印象を与えます。インテリアに目を向けると、ピアノブラックやシルバー加飾が効果的に使われており、先代モデルよりも格段に質感が向上しています。操作パネル周りのイルミネーションも、夜間のドライブで上質な空間を演出してくれます。
ユーザーからの高い評価
実際のオーナーの口コミを見ると、「見慣れるとカッコよさがわかる」「唯一無二の存在感がある」といった肯定的な意見が多数を占めています。ある調査では、オーナーの約8割がエクステリアデザインに満足しているというデータもあり、一度その魅力を理解すると、深く愛されるデザインであることがわかります。
最初は違和感があっても、街中で見かけるうちに「やっぱりかっこいいな」と感じるようになる、スルメのような魅力があるデザインなのかもしれませんね。
『白』はカッコイイ鉄板カラー
新型ヴォクシーのボディカラーの中でも、特に人気が高いのが「ホワイトパールクリスタルシャイン」です。このカラーが「かっこいい」と支持されるのには、いくつかの理由があります。
まず、清潔感と上品さが挙げられます。白は明るく爽やかな印象を与え、ファミリーカーとしての親しみやすさを演出します。また、パール塗装による深みのある輝きは、高級感も感じさせます。実際、全購入者の半数近くがこの色を選ぶほどの定番カラーであり、リセールバリュー（再販価値）が高い点も大きなメリットです。
白を選ぶ際の注意点
一方で、デメリットも存在します。前述の通り、黒いフロントグリルとのコントラストが強くなるため、グリルの主張がより目立つことになります。また、水垢や泥はねなどの汚れが目立ちやすいため、美しい状態を保つにはこまめな洗車が欠かせません。
もし、白のボディでグリルの主張を和らげたい場合は、モデリスタなどのカスタムエアロパーツを装着するのも一つの手です。フロントスポイラーを追加することで、全体のバランスが整い、よりスポーティで引き締まった印象になります。
新型「ヴォクシー」と「ノア」はどっちを選ぶべき？
ヴォクシーを検討する際に、必ず比較対象となるのが兄弟車である「ノア」です。この2台はプラットフォームやエンジン、内装の基本的な造りを共有しており、性能面に大きな差はありません。最大の違いは、やはりエクステリアデザインの方向性です。
| 項目 | ヴォクシー | ノア |
|---|---|---|
| デザイン | 先鋭的・クール・スポーティ（オラオラ系） | モダン・親しみやすい・上質（ファミリー向け） |
| グレード構成 | エアロ仕様モデルのみ | 標準ボディとエアロ仕様モデルから選べる |
| 価格帯（目安） | 約309万円～396万円 | 約267万円～389万円 |
| 主なターゲット層 | 個性や見た目を重視する若者・ファミリー | 落ち着きや幅広い選択肢を求めるファミリー |
上記のように、ヴォクシーは「見た目のインパクトと個性」を重視する方向け、ノアは「価格や選択肢の幅、落ち着いた雰囲気」を重視する方向けと言えるでしょう。
どちらが良いというわけではなく、どちらのデザインが自分の好みに合うかで選ぶのが最適です。走行性能や安全性能、室内の広さや使い勝手はほぼ同じなので、安心して見た目の好みで決めることができます。
「アルファード」と「ヴォクシー」どっちがいいか比較
同じトヨタのミニバンとして、最上級モデルの「アルファード」も比較対象になることがあります。この2台の選択は、「何を最も重視するか」で答えが明確に分かれます。
結論から言えば、高級感や後席の快適性、ステータス性を求めるならアルファード、コストパフォーマンスや燃費、日常での取り回しやすさを重視するならヴォクシーがおすすめです。
| 項目 | ヴォクシー | アルファード |
|---|---|---|
| コンセプト | ファミリー向け・使い勝手重視 | 高級ミニバン・おもてなし空間 |
| 室内空間 | 十分に広く実用的 | 圧倒的な広さと豪華な内装 |
| 燃費（ハイブリッド） | 約23.0km/L (WLTCモード) | 約17.5km/L (WLTCモード) |
| 価格帯（目安） | 約309万円～ | 約540万円～ |
| 維持費 | 比較的安価 | 高価 |
アルファードは内外装の豪華さや静粛性、乗り心地の良さでヴォクシーを圧倒しますが、その分、車両価格や税金、燃費といった維持費は格段に高くなります。
一方、ヴォクシーはアルファードほどの豪華さはありませんが、最新の安全装備や便利な機能は充実しており、日本の道路事情に合ったサイズ感で運転しやすいという大きなメリットがあります。予算と用途、そしてどのようなカーライフを送りたいかを明確にすることが、最適な一台を選ぶための近道です。
結論：ヴォクシーがダサいは本当なのか？
最後に、記事全体の要点をまとめます。
- 新型ヴォクシーがダサいと言われる主因は押し出しの強いフロントグリル
- グリルのデザインは威圧的・派手すぎると感じる人がいる
- 特に白いボディカラーはグリルの存在感を際立たせる傾向がある
- 先代の80系ヴォクシーも同様に個性的なデザインで賛否が分かれた
- 鋭いヘッドライトの形状が生理的に合わないという意見もある
- 購入後の後悔はデザインだけでなく価格や乗り心地も関係する
- 一方でヴォクシーのデザインは未来的でかっこいいと高く評価されている
- 実際のオーナーの約8割はエクステリアに満足しているというデータもある
- 人気の白は清潔感がありリセールバリューも高い鉄板カラー
- 兄弟車のノアとの違いは主にデザインの方向性で性能はほぼ同じ
- 個性派はヴォクシー、落ち着きを求めるならノアがおすすめ
- アルファードと比較するとヴォクシーはコスパと実用性で優れる
- 高級感や広さを最優先するならアルファードが選択肢になる
- デザインの評価は年齢層や個人の好みによって大きく異なる
- 最終的に「ダサい」かどうかは個人の主観であり絶対的な評価ではない