RAV4

【最新】RAV4の残価率とリセール価値|10年後の買取相場

2025年5月28日

RAV4の売却や購入を検討中の方にとって、重要な判断材料となるのが「残価率」です。

RAV4は中古車市場で安定した評価を得ており、他車種と比べても高い残価率を誇ります。

この記事では、RAV4の最新買取相場をはじめ、年式・グレード別の残価率データ、そして愛車の価値を最大限に引き出すための実践的なアドバイスをお届けします。

記事のポイント

  • RAV4の残価率は高い水準を維持している
  • グレードによって残価率に差がある
  • 高いリセール価値を持つボディカラー
  • 走行距離、メンテナンス状況、事故歴が残価率に大きく影響する

RAV4の残価率とリセールバリュー

RAV4の買取相場

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トヨタRAV4の買取相場は年式や走行距離、グレードによって大きく変動します。2025年4月時点では、新しい2024年式のRAV4は約255万円から456万円で買い取られています。一方、2023年式では約244万円から497万円、2022年式では約202万円から433万円といった相場となっています。

買取相場を左右する最大の要因は「走行距離」です。例えば、2万km以下の走行距離であれば約265万円から410万円の査定額が期待できますが、8万から10万kmになると約150万円から250万円まで下がることがあります。

また、グレードによる差も顕著です。特にG Zパッケージやアドベンチャー、ハイブリッドモデルは装備の充実度や燃費性能の高さから高値がつきやすい傾向にあります。ハイブリッドGのモデルは約250万円から410万円で買い取られるケースが多いようです。

ただし、実際の査定額は車両の状態や市場需要によっても変わります。事故歴や修復歴がある場合は、査定額が大きく下がることを覚えておきましょう。

2000年代以前の初代モデルであっても、状態が良ければ20万円から80万円程度で買い取られることがあります。このように、RAV4は年式が古くなっても一定の価値を保つ傾向にあるのです。

年式買取相場(目安)
2024年式約255万~456万円
2023年式約244万~497万円
2022年式約202万~433万円
2021年式約185万~430万円
2020年式約149万~431万円
走行距離買取相場(目安)
2万km以下約265万~410万円
2万~4万km約220万~365万円
4万~6万km約200万~340万円
6万~8万km約180万~300万円
8万~10万km約150万~250万円

リセールランクについて

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RAV4のリセールランクは自動車業界の残価率評価において、非常に高いポジションにあります。リセールランクは残価率(新車価格に対する中古車価格の割合)によってSSS+、SSS、SS、Sなどに分類されます。

具体的には、RAV4は当年から1年落ちのモデルではSSS+(90%以上)やSSS(80~89%)に位置することが多く、最上位ランクに入ります。3年落ちでもSSSランク(80%以上)を維持し、5年落ちでもSSランク(70%以上)という高評価を得ています。

グレード別に見ると、ハイブリッドXは当年モデルで106%というSSS+ランク、G Zパッケージも当年で100%と最高ランクです。特筆すべきは、アドベンチャーグレードが3年落ちでも83.9%(SSSランク)、5年落ちでも78.1%(SSランク)という高い残価率を維持していることでしょう。

一方で、グレードによる差も存在します。例えば、ハイブリッドX 2WDは5年落ちで69.0%となり、Sランクに位置します。このように、同じRAV4でもグレードや仕様によってリセールランクに差が出ることを理解しておくことが大切です。

トヨタSUVの中でもRAV4はハリアーと並び、特にリセールバリューが高いグループに属しています。新車購入時にはこうしたリセールランクも考慮に入れることで、将来の売却時に有利になる選択ができるでしょう。

ランク残価率(リセール率)
SSS+90%以上
SSS80%~89%
SS70%~79%
S60%~69%

年数別RAV4の残価率推移

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RAV4の残価率は年数の経過とともに変化しますが、他の車種と比較すると緩やかな下落傾向を示しています。購入したばかりの当年モデルでは約90%の残価率を維持し、1年落ちになると約85%となります。

2年落ちになっても84%程度と高水準を保ち、3年経過すると約80%まで下がります。ここまでの下落率は比較的緩やかで、多くの車種より優れた推移を見せています。

4年目に入ると約73%となり、ここから少し下落幅が大きくなる傾向があります。そして5年落ちになると、グレードによって差が出始め、約57~73%の範囲に分散します。特にアドベンチャー系グレードは5年経過しても71~78%という高い残価率を維持しています。

さらに時間が経過すると、7年落ちで約55%、10年落ちになると約25%まで下がります。ただし、この10年後の残価率25%という数値は、実は一般的な車種と比較するとかなり高い水準です。

SUVの中でも特に中古車市場での需要が高いRAV4は、10年経過後も新車価格の約1/4の価値を維持できることが大きな特徴と言えるでしょう。さらに驚くべきことに、20年落ちのRAV4でも30~40万円程度の買取相場があり、その耐久性と人気の高さがリセール価値に反映されています。

経過年数平均残価率(リセールバリュー)
当年もの約90%
1年落ち約85%
2年落ち約84%
3年落ち約80%
4年落ち約73%
5年落ち約57~73%(グレードによる)
7年落ち約55%(グレードによる)
10年落ち約25%

リセールが悪いという噂の真相

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RAV4のリセールが悪いという噂がありますが、この主張は実際のデータと一致していません。むしろ、RAV4は自動車市場における「リセールの優等生」と言えるほど、平均以上の高い残価率を維持している車種です。

具体的な数字で見てみると、1~3年落ちのRAV4モデルはリセール率80~90%を記録し、4~5年落ちでも80%前後となっています。これは一般的な乗用車の残価率と比較して、かなり高い水準です。5年落ちの平均リセール率は73.0%で、グレードによっては70%を超えることもあります。

このように、RAV4のリセールが「悪い」と言われる背景には、いくつかの誤解があると考えられます。例えば、モデルチェンジ直後に旧型の価格が一時的に下落することがありますが、これは多くの車種で見られる現象です。また、供給過多や人気の低い色や仕様を選んだ場合、相対的にリセールが低くなることもあります。

一方で、RAV4の特徴として10年落ちでも最大で20%超のリセール率があり、長期的に見ても値落ちが緩やかな車種です。特にアドベンチャーグレードやハイブリッドモデルは中古市場でも高い人気を誇ります。

結論として、RAV4のリセールバリューは「悪い」どころか「非常に高い」と言える状況です。新車購入時にグレードや色を適切に選択することで、将来的により有利な売却が期待できるでしょう。

RAV4のリセールに強い色と弱い色

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RAV4のボディカラー選びは、将来のリセールバリューに大きく影響します。中古車市場ではカラーによって査定額に10万円以上の差が出ることもあるため、色選びは慎重に行いたいところです。

リセールバリューが高い色としては、まず「アティチュードブラックマイカ」(ブラック系)が挙げられます。この色は全グレードで設定されており、性別や年齢を問わず人気があります。市場の流通台数も多く、安定した高値が期待できるのが特徴です。

次に「ホワイトパールクリスタルシャイン」や「プラチナホワイトパールマイカ」などのホワイト系も強いカラーです。特にハイブリッド車では高級感と清潔感が評価され、リセールの王道カラーとなっています。

一方で、「グレーメタリック」も落ち着きがあり、リセールが安定しているカラーです。また、アドベンチャーグレード専用の「アーバンカーキ」はアウトドア志向のユーザーに人気があり、特にアドベンチャー系グレードではリセールが高くなります。

しかし、すべての色が高いリセールバリューを期待できるわけではありません。「ダークブルーマイカ」などの青系は人気が低く、中古市場で苦戦しやすい傾向があります。また、「センシュアルレッドマイカ」などの赤系は、新車時のインパクトはあるものの、中古市場では敬遠されがちです。

その他、「シアンメタリック」や「グレイッシュブルー」などの個性的なカラーも、新車購入時は目立ちますが、リセールでは不利になることが多いです。

人気色のランキングとしては、1位がアティチュードブラックマイカ、2位がホワイトパールクリスタルシャイン、3位がアーバンカーキ、4位がグレーメタリックとなっています。これらの色は流通量も多く、相場が安定しているため売却時も安心です。

このように、RAV4のリセールを意識するなら、定番色を選ぶのが最も有利です。個性的な色を選ぶ場合は、将来的なリセールへの影響も考慮して選択することをおすすめします。

順位カラー名備考
1位アティチュードブラックマイカ全グレード設定、リセール最強
2位ホワイトパールクリスタルシャイン高級感・清潔感、ハイブリッドで人気
3位アーバンカーキアドベンチャー専用、アウトドア人気
4位グレーメタリック安定した人気、リセールも良好

RAV4の残価率を最大化する方法

10年後のリセールバリュー

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10年後のRAV4は、驚くべきことに新車価格の約25%という高いリセールバリューを維持しています。これは一般的な車種の10年後の価値と比較して、かなり優れた数値と言えるでしょう。

具体的な金額で見ると、新車価格が約300万円~400万円のRAV4の場合、10年後の買取額は約75万円~100万円前後が一般的な目安となります。もちろん、車両の状態やグレード、走行距離、装備、人気色かどうかなどによって上下しますが、RAV4は10年経過しても値落ちが緩やかな傾向にあります。

なぜRAV4が10年後も高いリセールバリューを維持できるのでしょうか。まず、中古市場での流通量と需要が安定していることが挙げられます。また、RAV4は耐久性に優れており、10年経過しても十分な走行性能を保っていることも評価されています。

特にアドベンチャー系グレードやハイブリッドモデルは、さらに高値がつく傾向があります。これらのグレードは装備の充実度や燃費性能の高さから、中古市場でも高い人気を誇るためです。

ただし、10年間の走行距離や車両の状態によって大きく査定額が変わることも念頭に置いておく必要があります。定期的なメンテナンスを行い、大きな故障やトラブルなく維持できていれば、より高いリセールバリューが期待できるでしょう。

このように、RAV4は10年後も他のSUVと比較して高いリセールバリューを維持する車種として、長期保有を考えるユーザーにとっても魅力的な選択肢となっています。

残価設定5年のメリット

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RAV4の残価設定型ローン(残クレ)で5年プランを選ぶことには、いくつかの大きなメリットがあります。一番のメリットは、月々の支払い負担が大幅に軽減されることです。

5年後のRAV4の残価率は約32~68%となっていますが、一般的な残価設定ローンでは32~45%程度に設定されることが多いです。例えば、車両本体価格が約388万円のAdventure OFFROAD package IIの場合、5年後の残価は約124万円(残価率32.0%)と設定されるケースがあります。

このように残価を据え置くことで、月々の支払いは約19,800円程度に抑えられます。これは通常のローンと比較して、かなり低い月額負担です。頭金やボーナス払いを併用することで、さらに月々の負担を軽減することも可能です。

また、契約満了時の選択肢が3つあることも大きなメリットです。「新車に乗り換え」「残価を支払って乗り続ける」「車を返却する」という選択肢から、その時の状況やニーズに合わせて選べる柔軟性があります。

しかし、デメリットや注意点もあります。まず、走行距離に制限があります。5年プランでは一般的に60,000km以内という条件が付きます。この距離を超えると、残価保証の対象外となり追加精算が発生することがあります。

また、事故歴がある場合も残価保証の対象外となる可能性があります。さらに、5年ローンは3年ローンよりも総支払額における利息の負担が大きくなるため、トータルコストでは割高になることを理解しておく必要があるでしょう。

ただし、RAV4は実際のリセールバリューが高い車種であるため、残価設定より実際の市場価値が上回る可能性もあります。この場合、差額が返金されるケースもあるため、長期的に見ても有利になる可能性があります。

このように、RAV4の5年残価設定ローンは、月々の負担を抑えつつ新車に乗りたい方に適したプランと言えるでしょう。

グレード新車価格5年後買取額残価率
スタイル(2WD)2,211,429円155万円70%
スタイル(4WD)2,427,429円160万円66%
残価設定ローン例3,884,000円1,242,880円32.0%

残価設定シミュレーション例

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RAV4を残価設定型ローン(残クレ)で購入する際のシミュレーション例を見てみましょう。具体的な数字で理解することで、月々の支払いや総支払額をイメージしやすくなります。

例えば、Adventure OFFROAD package IIグレード(車両本体価格約388万円)を購入する場合のシミュレーションを考えてみます。オプションや諸費用を含めると、約33万円がプラスされ、総額で約421万円となります。ここから頭金として100万円を支払うと、ローン元金は約321万円です。

このローンを60回(5年)の支払いで組む場合、金利1.9%(キャンペーン例)、ボーナス払いを10万円×10回と設定すると、月々の支払額は約19,800円になります。そして5年後の最終回支払額(残価)は124万2,880円(残価率32.0%)となります。金利込みの総支払額は約343万6,553円です。

ここで注目すべきは、月々の支払額がわずか2万円程度と非常に抑えられていることです。通常のローンであれば、同程度の車両を5年ローンで購入した場合、月々の支払いは5万円以上になることも珍しくありません。

ただし、このプランには条件があります。走行距離が5年で60,000km以内であること、事故歴がないことなどが残価保証の条件となっています。これらの条件を満たせない場合、残価保証の対象外となり、追加精算が発生する可能性がある点に注意が必要です。

5年後には「新車に乗り換え」「残価を一括支払いして乗り続ける」「車を返却する」という3つの選択肢から選ぶことができます。この柔軟性も残価設定ローンの大きな魅力と言えるでしょう。

なお、残価率は3年プランなら約47%、5年プランなら約32%が一般的です。月々の支払いを最小限に抑えたい場合は5年プランが適していますが、利息の総額は3年プランより多くなる点も考慮しましょう。

5年残価設定ローンのシミュレーション例

項目内容・金額例
車両本体価格3,884,000円
オプション・諸費用約330,000円
頭金1,000,000円
ローン元金約3,220,000円
支払回数60回(5年)
金利1.9%(キャンペーン例)
ボーナス払い100,000円×10回
月々支払額約19,800円
最終回支払額(残価)1,242,880円(残価率32.0%)
金利込み総支払額約3,436,553円
  • 5年後の残価率は約32.0%が一般的です(60回/60,000km以内が条件)
  • 月々の支払いを抑えたい場合、頭金やボーナス払いの併用が有効です

アドベンチャーのリセールに強い色

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RAV4アドベンチャーグレードは、カラー選びがリセールバリューに大きく影響します。アドベンチャーグレードに限定した場合、最もリセールに強い色は圧倒的に「アーバンカーキ」です。

アーバンカーキはRAV4アドベンチャー専用色として設定されており、リセールバリューが最も高い色として知られています。実際に、アティチュードブラックマイカ(ブラック)と比較しても、約20万円も相場が高くなるケースがあります。この色はアウトドア志向のユーザーから絶大な支持を受けており、中古市場での評価も非常に高いです。

アーバンカーキに次いでリセールが高いのは「アティチュードブラックマイカ」(ブラック)です。こちらも定番色として安定した人気と相場を誇ります。全グレードで設定されている色ですが、アドベンチャーとの組み合わせも見栄えが良く、高い評価を得ています。

また、アドベンチャー系で設定される「2トーンカラー」(アーバンカーキ×アッシュグレーメタリックなど)も高いリセールが期待できます。個性的でありながらも洗練された印象を与えるため、中古市場でも一定の需要があります。

一方、「グレー系」「ブルー系」「レッド系」はアーバンカーキやブラックに比べて10万円以上も相場が低くなることがあります。特に青系や赤系(センシュアルレッドマイカなど)は、個性的すぎて中古市場では敬遠されがちです。

興味深いのは、他のグレードではリセール最強となるホワイト系(プラチナホワイトパールマイカなど)が、アドベンチャーグレードには設定されていないという点です。そのため、アドベンチャーではアーバンカーキがリセールトップの座を獲得しています。

このように、RAV4アドベンチャーでリセールを重視するなら「アーバンカーキ」が最も有利です。個性を出しつつ高リセールを狙うなら2トーンカラーも良い選択肢となるでしょう。色選びは個人の好みが最優先ですが、将来の売却も考慮するならこうした相場の傾向も参考にしてみてください。

トヨタ車残価率一覧とRAV4の位置付け

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トヨタ車の中でRAV4がどのような位置付けにあるのか、残価率のランキングから見てみましょう。トヨタ車全体の残価率ランキングでは、RAV4は上位クラスに位置しています。

トヨタ車の残価率ランキングのトップは圧倒的に「ランドクルーザー」で、3年後残価率90~109%、5年後残価率65~85%、10年後残価率42~52%という驚異的な数値を誇ります。次いで「ランドクルーザープラド」が3年後残価率89~105%、5年後残価率70~92%と高水準です。

3位には「アルファード/ヴェルファイア」が入り、4位に「ハリアー」、そして6位に「RAV4」が位置しています。RAV4の場合、3年後残価率は約87%、5年後残価率は44~54%、10年後残価率は約19%となっています。

このデータからわかるように、RAV4はトヨタ車の中でも上位に入る残価率を誇っていますが、ランドクルーザーやプラドといった高級SUVには及びません。ただし、同クラスのSUVの中では非常に高い残価率を維持していると言えるでしょう。

トヨタ車全体の年数別残価率目安としては、3年で50~60%、5年で40~50%、7年で20~30%、10年で5~10%程度ですが、RAV4はこの平均を上回っています。特に3年後の残価率87%は平均の50~60%を大きく上回る数値です。

また、SUVというカテゴリ自体が中古市場で人気が高いこともRAV4の高い残価率に貢献しています。ハリアーやC-HRと並び、RAV4はSUVの中でも残価率が高水準を維持している車種と言えるでしょう。

このように、RAV4はトヨタ車の残価率ランキングでは6位と上位に位置し、トヨタ車平均を上回る残価率を誇っています。新車購入時の選択肢として、将来的なリセールバリューを重視するなら、RAV4は非常に優れた選択肢の一つと言えるでしょう。

順位車種名3年後残価率5年後残価率10年後残価率
1位ランドクルーザー90~109%65~85%42~52%
2位ランドクルーザープラド89~105%70~92%50~61%
3位アルファード/ヴェルファイア75~85%70~85%
4位ハリアー70~85%50~68%27~57%
5位ハイラックス
6位RAV487%44~54%19%
7位C-HR70~80%55~65%
8位ヴォクシー70~85%50~60%
9位ノア70~80%55~65%
10位ハイエース

残価率を高く保つコツ

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RAV4の残価率をさらに高く保つためには、いくつかの重要なポイントがあります。適切な選択と日常的なケアを実践することで、将来的な売却時により高い査定額を期待できるでしょう。

まず最も影響が大きいのは「グレード選び」です。アドベンチャーグレードやG Zパッケージは特にリセール率が高い傾向にあります。例えば、アドベンチャーは5年落ちでも残価率78.1%と非常に高い数値を維持しています。ハイブリッドモデルも燃費性能の高さから人気があり、ガソリン車よりも1.5%ほど高い残価率が期待できることもあります。

次に重要なのは「ボディカラー」です。前述の通り、アティチュードブラックマイカ(ブラック系)やホワイトパールクリスタルシャイン(ホワイト系)は定番色として人気が高く、リセールに有利です。アドベンチャーグレードならアーバンカーキが最も高いリセールを期待できます。

また、「走行距離」も残価率に大きく影響します。一般的に走行距離が少ないほど高値になりますが、RAV4の場合、5年で6万km以内、年間平均1万2千km程度に抑えられていると好評価につながります。

さらに、「定期的なメンテナンス」と「車両の状態管理」も重要です。ディーラーでの定期点検を実施し、メンテナンスノートをきちんと記録しておくことで、中古車としての信頼性が高まります。また、内装や外装の傷、汚れを最小限に抑えることも査定額アップにつながります。

事故歴も査定額を大きく左右します。事故や修復歴があると、同じ年式・グレード・走行距離でも数十万円下がることがあるため、安全運転を心がけましょう。

最後に、「純正オプション」の選択も影響します。必要以上に個性的なカスタムを施すと、かえってリセール時に不利になることがあります。ナビやセーフティパッケージなど、汎用性の高い純正オプションを選ぶと良いでしょう。

このように、RAV4の残価率を高く保つためには、購入時のグレードや色の選択から、日常的な使い方、メンテナンスまで総合的な配慮が必要です。これらのポイントを押さえることで、将来的なリセールバリューをさらに高めることができるでしょう。

総括:RAV4の残価率とリセールバリュー総合ガイド

この記事のポイントをまとめます。

  • RAV4は3年後残価率約87%、5年後44~54%、10年後約19%とトヨタ車の中で高水準
  • トヨタ車残価率ランキングで「RAV4」は6位に位置している
  • 新しい2024年式RAV4は約255万円から456万円で買い取られている
  • 年数が経過すると残価率は徐々に下がるが、一般車種より緩やかな下落傾向を示す
  • アドベンチャーグレードは5年落ちでも78.1%という高い残価率を維持
  • 走行距離は残価率に最も影響し、年間1万2千km程度が理想的
  • ボディカラーはアティチュードブラックマイカとホワイトパールが高評価
  • アドベンチャーグレード専用の「アーバンカーキ」は最もリセール価値が高い
  • ハイブリッドモデルはガソリン車より約1.5%高い残価率が期待できる
  • 残価設定型ローンで5年プランを選ぶと月々の支払い負担が大幅に軽減される
  • 10年後のRAV4は新車価格の約25%という高いリセールバリューを維持
  • 定期的なメンテナンスと車両状態の良さが査定額アップにつながる
  • 事故歴があると同条件でも数十万円査定額が下がる可能性がある
  • 純正オプションは汎用性の高いものを選ぶとリセールに有利になる
  • RAV4の残価設定ローンは走行距離60,000km以内などの条件がある

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