フリードの残価率・リセールバリュー完全ガイド!シエンタとも比較

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フリードの残価率・リセールバリュー完全ガイド!シエンタとも比較

フリードの残価率・リセールバリューって良いのかな…

賢いクルマ選びには、購入価格だけでなく売却時の価値、つまり残価率が重要です。

この記事では、年数ごとの具体的なデータを基に、新型フリードの残価率が高い理由や、5年後、7年後、10年後の価値変動を市場動向とともに詳しく解説します。

さらに、ライバル車シエンタとの比較、実際の買取相場、お得な購入テクニックまで幅広く紹介します。

記事のポイント

  • フリードの「年数別」リセールバリュー
  • 価値を最大化する「グレード・カラー・オプション」
  • ライバル車「シエンタ」とのリセール価値の比較
  • フリードをお得に、そして賢く購入する交渉術

フリードのリセールバリューと残価率【年数別】

  • 【高水準】新型フリードのリセールバリュー
  • リセールが高い人気グレードとカラーは?
  • リセールは5年落ちでどうなる?
  • 7年落ちリセールバリューを検証
  • 10年落ちでどこまで下がる?

【高水準】新型フリードのリセールバリュー

新型フリードのリセールバリュー【高水準】
カーライフジャーニー・イメージ

結論から申し上げますと、2025年時点におけるホンダ フリードのリセールバリューは、数あるミニバンクラスの中でもトップクラスの高い水準を維持しており、極めて資産価値の高い車種であると言えます。特に登録から間もない新しい年式のモデルは、中古車市場で驚異的な残価率を誇ります。

具体的には、登録から1年落ちの車両では、平均して約90.2%という、新車価格に肉薄する非常に高い残価率が記録されています。これは単なる平均値であり、人気のグレードやカラー、良好なコンディションの車両においては95%前後に達するケースも決して珍しくありません。この事実は、実質的にほとんど価値が下がらない状態で1年間乗れる可能性を示唆しています。市場に「届出済未使用車」や走行距離の少ない極上中古車が流通することも、この高い相場を強力に支える一因となっています。

この卓越したリセールバリューの背景には、フリードが持つ普遍的な魅力があります。ホンダ公式サイトでも謳われている「ちょうどいい」というコンセプトが市場に広く浸透しており、大きすぎず小さすぎない絶妙なボディサイズ、広々とした室内空間、優れた燃費性能、そしてホンダならではの信頼性が、中古車を探しているユーザー層からも絶大な支持を集めているのです。その結果、需要が常に供給を上回り、価値が落ちにくいという好循環が生まれています。

年数ごとの残価率目安(2025年時点)

フリードは一般的な乗用車と比較して、年数経過による価値の下落が非常に緩やかです。

  • 1年落ち:平均約90.2%(グレードにより84%〜95%)
  • 3年落ち:平均約81.7%(グレードにより79%〜86%)
  • 5年落ち:平均約50%〜55%

特に最初の車検を迎える3年後でも80%以上を維持しており、その資産価値の高さは他の車種の追随を許さないレベルにあることが明確に分かります。

リセールが高い人気グレードとカラーは?

フリードのリセールが高い人気グレードとカラーは?
カーライフジャーニー・イメージ

フリードのリセールバリューを将来的に最大限まで高めるためには、購入時にどの仕様を選ぶかが決定的に重要になります。需要の高い人気のグレード、カラー、そしてオプションを選択することで、売却時の査定額が場合によっては30万円以上変わることもあり得るため、慎重な検討が必要です。

リセールに強い人気グレード

中古車市場で最も高いリセールバリューが期待できるのは、ガソリン車の「1.5G ホンダセンシング」です。このグレードは、必要十分な装備と手頃な価格設定のバランスが絶妙で、新車販売時から圧倒的な人気を誇ります。その結果、中古車市場での流通台数も豊富で需要も安定しているため、買取相場が非常に堅調です。まさに「鉄板」と言える選択肢でしょう。

その他、リセールで有利なグレード

  • クロスター:SUVテイストのデザインが人気を博し、標準グレードよりも高いリセールが期待できます。
  • 4WDモデル:特に降雪地域やアウトドアレジャーを楽しむ層からの根強い需要があり、年間を通じて安定した価値を維持します。

査定額を大きく押し上げる人気カラー

ボディカラーは、車の第一印象を決めるだけでなく、査定額に直接的に大きく影響する重要な要素です。フリードにおいて、流行に左右されず、幅広い層から支持される定番の人気カラーは以下の2色です。

  • プラチナホワイトパール
  • クリスタルブラックパール

これらの色は中古車市場で最も需要が高く、他の個性的なカラーと比較して15万円から25万円ほど高い査定額が付くというデータが数多く報告されています。リセールバリューを最優先事項として考えるのであれば、この2色のどちらかを選ぶのが最も合理的で賢明な選択と言えます。

プラス査定が期待できるメーカーオプション

装備面では、新車購入時にしか装着できないメーカーオプションの「ホンダインターナビ」が搭載されていると、明確なプラス査定の対象となります。高品質な純正ナビは後付けが不可能なため、中古車市場での希少価値が高まるのです。

リセールは5年落ちでどうなる?

フリードのリセールは5年落ちでどうなる?
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新車購入から5年、2回目の車検が近づくこのタイミングは、多くの人が乗り換えを検討する一つの大きな節目です。一般的な車種では価値が新車時の半分以下になることも多い中、フリードは5年落ちの時点でも高いリセールバリューを維持しているのが最大の強みです。

2025年時点の市場データによると、5年落ちフリードの残価率はおおむね50%~55%程度で安定して推移しています。例えば、新車価格が230万円の「1.5G ホンダセンシング」であれば、5年後でも115万円~126万円程度の買取価格が十分に期待できる計算になります。もちろん、これは走行距離や車両のコンディションに大きく左右されますが、一般財団法人 日本自動車査定協会が示す一般的な乗用車の5年落ち残価率の目安が40%前後であることを考慮すると、フリードの数値がいかに優秀であるかが一目瞭然です。

5年間、家族との思い出をたくさん作っても、まだ新車価格の半分以上の価値が残っているというのは、経済的に見ても非常に大きなメリットですよね。人気グレードやカラーを選んで、大切に乗っていれば、さらに有利な条件での売却が期待できます。

このように、5年以内での売却であれば価値の下落幅が他の車種に比べて小さいため、将来的なライフスタイルの変化にも柔軟に対応しやすい、非常に賢い選択肢と言えるでしょう。

5年落ちでも注意すべき点

いくらフリードでも、年間の平均走行距離(約1万km)を大幅に超える過走行や、内外装のキズ・汚れ、事故歴などは査定額を大きく下げる要因となります。日頃からの丁寧な運転と定期的なメンテナンスが価値を維持する秘訣です。

7年落ちリセールバリューを検証

フリードの7年落ちリセールバリューを検証
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7年落ち、つまり3回目の車検を迎える時期は、自動車の価値が大きく下がる「下落点」の一つとされています。多くの車種がこのタイミングでリセールバリューを大きく落としますが、フリードは7年落ちの段階でも高い価値を保つポテンシャルを秘めています。

一部のデータでは平均残価率が約51.3%とされていますが、これはあくまで市場全体の平均値に過ぎません。前述の通り、人気のグレードやカラーを選び、車両の状態を良好に保っていれば、50%を超える残価率を維持することは十分に現実的です。以下に、7年落ちフリードのグレード別買取相場の一例を分かりやすくまとめました。

グレード新車価格(参考)買取相場残価率
1.5 G ホンダセンシング212.1万円115万円54.2%
ハイブリッド G ホンダセンシング251.7万円125万円49.6%
ハイブリッド EX265.6万円138万円51.9%
ハイブリッド モデューロX315.2万円164万円52.0%

この表から明らかなように、定番人気の「1.5G ホンダセンシング」や、専用装備が魅力のコンプリートカー「モデューロX」といった付加価値の高いグレードでは、7年が経過しても新車価格の半額以上の価値が残っています。一方で、一部の情報サイトで7年落ちの価値を20~30%程度とする厳しい見解が見られるのは、過走行やコンディションの悪い車両も含まれるためです。車の価値は、乗り方とメンテナンス次第で大きく変わることを示唆しています。

10年落ちでどこまで下がる?

フリードの10年落ちでどこまで下がる?
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日本の自動車市場では、一般的に「10年・10万キロ」が寿命の一つの目安とされ、このラインを超えると多くの車のリセールバリューは大きく低下し、価格がつかないケースも少なくありません。フリードもこの法則から完全に逃れることはできませんが、同クラスの他車種と比較すると、10年落ちでも依然として価値が残りやすいという大きなアドバンテージを持っています。

10年落ちフリードの平均残価率は約25%程度まで落ち着きます。しかし、これもグレードや車両の状態によって大きな差が生まれる点に注意が必要です。特に需要が安定している人気のガソリングレードで、内外装の状態が良く、メンテナンス履歴がしっかりしていれば、30%近い、あるいはそれを超える残価率を保つケースも存在します。

10年落ちハイブリッドモデルの注意点

10年という節目を迎えるタイミングでは、ハイブリッドモデルの残価率が同条件のガソリンモデルを下回る逆転現象が見られ始めます。これは、高電圧バッテリーの寿命や、万が一の交換時にかかる高額な費用(数十万円)に対する懸念が、中古車市場での評価、つまり査定額に直接的に影響するためです。

以下は、10年落ちフリードのグレード別買取相場例です。

グレード新車価格(参考)買取相場残価率
1.5G プレミアムエディション約196万円約68万円34.6%
1.5G エアロ約213万円約63万円29.5%
ハイブリッド ジャストセレクション約239万円約40万円16.7%

このように、10年という長い期間が経過した車両であっても、状態次第では数十万円というしっかりとした価格で取引される可能性があるのがフリードの底力です。売却時まで価値を最大化するためには、日頃の丁寧な運転と、定期的な点検・整備の記録をしっかりと保管しておくことが何よりも重要となります。

フリードのリセールバリューと残価率を高める方法

  • 「フリード」と「シエンタ」のリセールバリューを比較
  • フリードは今買うべきか?
  • フリードの値引き自慢!交渉術を公開
  • 最新のホンダ フリードの買取相場は?

「フリード」と「シエンタ」のリセールバリューを比較

「フリード」と「シエンタ」のリセールバリューを比較
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フリードの購入を検討する上で、避けては通れないのが最大のライバルであるトヨタ「シエンタ」の存在です。この2車種はコンパクトミニバン市場の覇権を争っており、リセールバリューにおいても常に熾烈な競争を繰り広げています。

2025年時点の市場を見ると、結論としては両車ともに甲乙つけがたい、非常に高いリセールバリューを誇っています。フリードは、3年落ちで約76%~81%、5年落ちでも70%前後という極めて安定した高水準のリセールが最大の魅力です。特にガソリングレードの人気が盤石で、市場の動向に左右されにくい、長期的に見ても価値が落ちにくいという特徴があります。

対するシエンタは、2025年に人気グレードの受注が一時停止された影響で、中古車市場での需要が急激に拡大し、相場が一時的に高騰している状況です。特に最上級のZグレードやハイブリッドモデルの人気が過熱しています。

フリード vs シエンタ リセール比較まとめ

車種リセールの特徴強み注意点
ホンダ フリード長期的・安定的に高い水準を維持。ガソリングレードが特に堅調。相場の変動が少なく、将来の売却額を予測しやすい。爆発的な相場高騰は起きにくい。
トヨタ シエンタ受注停止により一時的に相場が高騰中。特に人気グレードが強い。タイミングが合えば、想定以上の高額売却が狙える。受注再開などによる将来的な相場変動リスクを伴う。

どちらもリセール面で非常に優れた選択肢ですが、より安定的で長期的な資産価値を重視するならばフリードに、市場の動向を読んで短期的な高額売却を狙うならばシエンタに、それぞれ分があると言えるかもしれません。

フリードは今買うべきか?

納期短縮中のフリードは今買うべきか?
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様々な角度から検証してきましたが、結論として2025年10月現在は、フリードの購入を検討するのに非常に良いタイミングと言えます。その最大の理由は、長らく続いていた長納期問題が解消され、購入のハードルが大きく下がったことにあります。

一時期は半年以上の納期も珍しくありませんでしたが、ホンダの公式発表にもある通り生産状況が改善し、現在の納期は最短で約1ヶ月、長くても4ヶ月程度まで短縮されています。特に需要の高いガソリン車であれば1~2ヶ月での納車も現実的になっており、購入計画が立てやすくなりました。

加えて、2026年モデルとして内外装を刷新するような大規模なフルモデルチェンジの具体的な情報はまだ発表されていません。そのため、現行モデルを購入してすぐに型落ちとなり、価値が急落するというリスクは当面低いと考えられます。むしろ、モデル末期に向けてディーラーの値引き額が緩やかに拡大する傾向にあり、交渉次第では以前よりもお得な条件を引き出せる可能性が高まっています。

長い納期を待つ必要がなく、値引きも期待でき、購入後のリセールバリューも高い。まさに「買い」の好条件が揃っているのが今の状況です。購入を迷っているなら、一度ディーラーに足を運んでみる価値は十分にありますよ!

フリードの値引き自慢!交渉術を公開

フリードの値引き自慢!交渉術を公開
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フリードは不動の人気車種であるため、ディーラー側も強気な姿勢を崩さず「値引きは渋い」と言われがちです。しかし、効果的な交渉術とタイミングを知っておけば、満足のいく値引きを引き出すことは十分に可能です。インターネットの口コミサイトやSNSでは、大幅な値引きを獲得したユーザーによる「値引き自慢」の報告も数多く見られます。

2025年の最新相場を分析すると、車両本体からの値引き額は平均で16~17万円程度が一つの目安です。ここに、ディーラーの利益率が高いフロアマットやコーティングといったオプションからの値引きを上乗せすることで、合計15~20万円の値引きが現実的な目標ラインとなります。

値引き額をこの目標以上に最大化するためには、以下の戦略的な交渉術が極めて有効です。

フリードの値引き交渉術

  1. 【王道】ライバル車との競合:最大のライバルである「トヨタ・シエンタ」の見積もりを事前に取得し、「正直、シエンタとどちらにするか最後まで迷っています」と伝えるのが最も効果的な一手です。営業担当者に「あと一押しで決めてくれる客」だと思わせることが重要です。
  2. 【応用】ホンダディーラー同士の競合:同じホンダの看板を掲げていても、運営している法人が異なるディーラーが存在します。お住まいの地域にある別法人のホンダディーラーを複数訪れ、「あちらの店舗ではこれだけの条件を出してくれた」と伝えることで、健全な競争を促し、より良い条件を引き出せます。
  3. 【時期】決算期を狙い撃つ:ディーラーが年間で最も販売台数を追いかける「本決算期(1月~3月)」や「半期決算期(8月~9月)」は、目標達成のために大幅な値引きが出やすくなるゴールデンタイムです。
  4. 【裏技】在庫車や展示車を狙う:モデルの一部改良前や決算時期の最終盤には、ディーラーが抱える在庫車や展示されていた車両が特別価格で販売されることがあります。タイミングが合えば、30万円を超えるような破格の値引きも夢ではありません。

これらのポイントを冷静に、かつ戦略的に活用し、粘り強く交渉に臨むことが、後悔のない、お得なフリード購入への最短ルートとなります。

【最新】ホンダ フリードの買取相場は?

【最新】ホンダ フリードの買取相場は?
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フリードの実際の買取相場は、これまで述べてきた年式やグレードだけでなく、個々の車両が持つ様々な要因によって大きく変動します。ご自身の愛車を売却する際には、現在の市場における相場観を正確に把握しておくことが、安く買い叩かれるのを防ぐ上で非常に重要です。

2025年時点の市場データを見ると、全体的な買取価格のレンジは約3万円から最高で325万円近くまで、非常に大きな幅があります。これは、10年以上経過した過走行車から、登録されたばかりの未使用車まで、あらゆる状態の車両が市場で取引されているためです。

より具体的な相場例を挙げると、以下のようになります。

年式・走行距離別の買取相場例

  • 2025年式(令和7年式):走行距離1万km以内で約270万円前後
  • 2018年式(平成30年式):走行距離3万kmで約151万円~181万円
  • 2018年式(平成30年式):走行距離5万kmで約126万円~166万円

上記の例からも分かるように、同じ年式であっても走行距離が2万km違うだけで、査定額に数十万円もの差が生じる可能性があります。また、中古車市場で最も査定依頼件数が多いのは、やはり人気グレードの「1.5G ホンダセンシング」であり、豊富な取引実績があるため、安定した買取価格が期待できるグレードと言えます。ご自身のフリードの正確な価値を知るためには、一つの業者だけの査定で満足せず、必ず複数の買取業者に査定を依頼し、提示された金額を比較検討する「相見積もり」を実践することが不可欠です。これにより、最高額を提示してくれる業者を見つけ出すことができます。

まとめ:フリードの残価率はなぜ高いのか

最後に、重要なポイントを一覧でまとめます。

  • フリードはコンパクトミニバンというジャンルで不動の人気を誇る
  • 「ちょうどいい」絶妙なサイズ感と広い室内空間がファミリー層に絶大な支持
  • 1年落ちで90%前後、3年落ちでも80%以上という驚異的な残価率を維持
  • 5年落ちでも新車価格の50%以上の価値が残るため乗り換え計画が立てやすい
  • 7年落ちでも人気グレードや良好な状態なら50%超えが可能
  • 10年落ちでは価値は下がるが同クラスの他車種よりは高値を維持しやすい
  • リセールバリュー最強グレードはガソリン車の「1.5G ホンダセンシング」
  • SUVテイストの「クロスター」や雪国で需要のある「4WD」も安定した人気
  • リセールで最も有利な人気カラーは「プラチナホワイトパール」と「クリスタルブラックパール」
  • 上記2色は他のカラーに比べ15~25万円査定額が高くなる傾向がある
  • 後付け不可のメーカーオプション「ホンダインターナビ」は明確なプラス査定対象
  • 最大のライバル「シエンタ」と比較しても安定的で予測しやすい高いリセール価値
  • 長納期が解消された2025年は購入のタイミングとして非常に狙い目
  • 値引き交渉ではシエンタとの競合や決算時期の活用が極めて効果的
  • 売却時は必ず複数の買取業者に査定を依頼し最高額を引き出すことが重要

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