RAV4の売却や購入を検討している方が最も気になるのは「残価率」ではないでしょうか。
RAV4は中古車市場で根強い人気を保ち、他の車種と比較しても優れた残価率を維持しています。
本記事では、RAV4の最新買取相場から年式・グレード別の残価率データまで詳しく解説し、愛車の価値を最大化するための具体的な方法をご紹介します。
RAV4の残価率とリセールバリュー
- RAV4の買取相場
- リセールランクについて
- 年数別RAV4の残価率推移
- リセールが悪いという噂の真相
- RAV4のリセールに強い色と弱い色
RAV4の買取相場

トヨタRAV4の買取相場は、年式、走行距離、グレードによって幅広く変動します。2025年4月現在の相場を見ると、2024年式は約255万円から456万円、2023年式は約244万円から497万円、2022年式は約202万円から433万円となっています。
買取価格を決定する最も重要な要素は走行距離です。走行距離が2万km以下の車両なら約265万円から410万円の査定が期待できる一方で、8万から10万kmまで走行した車両では約150万円から250万円まで価格が下がります。
グレードによる価格差も見逃せません。G Zパッケージ、アドベンチャー、ハイブリッドモデルは充実した装備と優れた燃費性能により、高額査定を受けやすくなっています。特にハイブリッドGは約250万円から410万円で取引されることが多く見られます。
実際の査定額は車両の状態や市場の需要状況によって変動します。事故歴や修復歴がある場合、査定額が大幅に減額される可能性があることを理解しておく必要があります。
注目すべき点として、2000年代以前の初代モデルでも、良好な状態を維持していれば20万円から80万円程度での買取が可能です。RAV4は年式が経過しても価値を維持しやすい車種といえるでしょう。
年式 | 買取相場(目安) |
---|---|
2024年式 | 約255万~456万円 |
2023年式 | 約244万~497万円 |
2022年式 | 約202万~433万円 |
2021年式 | 約185万~430万円 |
2020年式 | 約149万~431万円 |
走行距離 | 買取相場(目安) |
---|---|
2万km以下 | 約265万~410万円 |
2万~4万km | 約220万~365万円 |
4万~6万km | 約200万~340万円 |
6万~8万km | 約180万~300万円 |
8万~10万km | 約150万~250万円 |
リセールランクについて

RAV4のリセールランクは、自動車業界の残価率評価で非常に高い位置を占めています。リセールランクは、新車価格に対する中古車価格の割合である残価率によって、SSS+、SSS、SS、Sなどに分類されます。
RAV4は当年から1年落ちのモデルで、SSS+(90%以上)やSSS(80~89%)という最上位ランクに位置することが多くなっています。3年経過後もSSSランク(80%以上)を維持し、5年経過後でもSSランク(70%以上)という高い評価を保っています。
グレード別の詳細を見ると、ハイブリッドXは当年モデルで106%というSSS+ランク、G Zパッケージも当年で100%と最高ランクを記録しています。特に注目すべきは、アドベンチャーグレードが3年落ちでも83.9%(SSSランク)、5年落ちでも78.1%(SSランク)という優れた残価率を維持している点です。
ただし、グレードによる差も存在します。ハイブリッドX 2WDは5年落ちで69.0%となり、Sランクに位置します。同じRAV4でも、グレードや仕様によってリセールランクに違いが生じることを把握しておくことが重要です。
トヨタのSUVラインナップの中で、RAV4はハリアーと並んで特に高いリセールバリューを誇るグループに属しています。新車購入時にこうしたリセールランクを考慮することで、将来の売却時により有利な条件を得られる可能性が高まります。
ランク | 残価率(リセール率) |
---|---|
SSS+ | 90%以上 |
SSS | 80%~89% |
SS | 70%~79% |
S | 60%~69% |
年数別RAV4の残価率推移

RAV4の残価率は年数とともに低下しますが、他車種と比べて緩やかな下落を示しています。購入直後の当年モデルは約90%の残価率を保ち、1年経過で約85%となります。
2年落ちでも84%程度という高い水準を維持し、3年経過時点で約80%まで低下します。この期間の下落は比較的穏やかで、多くの車種を上回る推移となっています。
4年目には約73%となり、ここから下落幅がやや拡大する傾向が見られます。5年落ちになると、グレードによって約57~73%の幅で分散します。アドベンチャー系グレードは5年経過後も71~78%という高い残価率を示している点が注目されます。
その後、7年落ちで約55%、10年落ちで約25%まで低下します。しかし、10年後の残価率25%という数値は、一般的な車種と比較してかなり高い水準にあります。
中古車市場で根強い需要を持つRAV4は、10年経過後も新車価格の約4分の1の価値を保持できることが大きな特徴です。さらに特筆すべきは、20年落ちのRAV4でも30~40万円程度の買取相場が存在することです。これは、RAV4の優れた耐久性と継続的な人気がリセール価値に反映された結果といえるでしょう。
経過年数 | 平均残価率(リセールバリュー) |
---|---|
当年もの | 約90% |
1年落ち | 約85% |
2年落ち | 約84% |
3年落ち | 約80% |
4年落ち | 約73% |
5年落ち | 約57~73%(グレードによる) |
7年落ち | 約55%(グレードによる) |
10年落ち | 約25% |
リセールが悪いという噂の真相

RAV4のリセールが悪いという噂を耳にすることがありますが、実際のデータはこの主張と異なる結果を示しています。RAV4は自動車市場において平均以上の高い残価率を維持し、リセールバリューの優秀な車種として位置づけられています。
実際の数値を確認すると、1~3年落ちのRAV4はリセール率80~90%を記録し、4~5年落ちでも80%前後を保っています。これは一般的な乗用車と比較して、かなり高い水準です。5年落ちの平均リセール率は73.0%で、グレードによっては70%を超えるケースも珍しくありません。
RAV4のリセールが「悪い」と言われる背景には、いくつかの誤解が存在すると考えられます。モデルチェンジ直後に旧型の価格が一時的に下落する現象は、多くの車種で見られる一般的な傾向です。また、市場への供給過多や、需要の少ない色・仕様を選択した場合、相対的にリセール価値が低くなることもあります。
注目すべきは、RAV4が10年落ちでも最大20%超のリセール率を維持し、長期的な値落ちが緩やかな点です。特にアドベンチャーグレードやハイブリッドモデルは、中古市場でも安定した需要を保っています。
結論として、RAV4のリセールバリューは「悪い」という評価とは正反対の、非常に高い水準にあります。新車購入時に適切なグレードや色を選択することで、将来の売却時により良い条件を得られる可能性が高まります。
RAV4のリセールに強い色と弱い色

RAV4のボディカラー選択は、将来のリセールバリューを大きく左右する要素です。中古車市場では色によって査定額に10万円以上の差が生じることもあり、購入時の色選びは重要な決断となります。
高いリセールバリューが期待できる色として、第一に「アティチュードブラックマイカ」(ブラック系)が挙げられます。全グレードで選択可能なこの色は、性別や年齢を問わず幅広く支持され、市場での流通量も多く、安定した高値を維持しています。
「ホワイトパールクリスタルシャイン」や「プラチナホワイトパールマイカ」といったホワイト系も強い人気を誇ります。ハイブリッド車では特に高級感と清潔感が評価され、定番の高リセール色として認識されています。
「グレーメタリック」も落ち着いた印象で安定したリセール価値を保つ色です。アドベンチャーグレード専用の「アーバンカーキ」は、アウトドア志向の購入者から支持を集め、アドベンチャー系グレードでは特に高い評価を得ています。
一方、すべての色が高いリセール価値を持つわけではありません。「ダークブルーマイカ」などの青系は需要が限定的で、中古市場では価格が伸び悩む傾向にあります。「センシュアルレッドマイカ」などの赤系も、新車時は印象的ですが、中古市場では選ばれにくい色となっています。
「シアンメタリック」や「グレイッシュブルー」といった個性的なカラーも、新車購入時は目を引きますが、リセール時には不利になることが多いのが実情です。
人気色ランキングは、1位アティチュードブラックマイカ、2位ホワイトパールクリスタルシャイン、3位アーバンカーキ、4位グレーメタリックとなっています。これらは流通量が多く相場も安定しており、売却時の価格予測がしやすい色です。
RAV4のリセールを重視する場合、定番色を選択することが賢明な判断となります。個性的な色を選ぶ際は、将来の売却価値への影響も含めて総合的に検討することが大切です。
順位 | カラー名 | 備考 |
---|---|---|
1位 | アティチュードブラックマイカ | 全グレード設定、リセール最強 |
2位 | ホワイトパールクリスタルシャイン | 高級感・清潔感、ハイブリッドで人気 |
3位 | アーバンカーキ | アドベンチャー専用、アウトドア人気 |
4位 | グレーメタリック | 安定した人気、リセールも良好 |
RAV4の残価率を最大化する方法
- 10年後のリセールバリュー
- 残価設定5年のメリット
- 残価設定シミュレーション例
- アドベンチャーのリセールに強い色
- トヨタ車残価率一覧とRAV4の位置付け
- 残価率を高く保つコツ
10年後のリセールバリュー

10年後のRAV4は、新車価格の約25%という高いリセールバリューを維持しています。一般的な車種の10年後の価値と比較すると、これは優れた数値です。
具体的な金額では、新車価格300万円~400万円のRAV4の場合、10年後の買取額は約75万円~100万円前後が目安となります。車両の状態、グレード、走行距離、装備、人気色かどうかなどの要因で変動しますが、RAV4は10年経過後も値落ちが緩やかな傾向を示しています。
RAV4が10年後も高いリセールバリューを保つ理由として、まず中古市場での安定した流通量と需要が挙げられます。さらに、RAV4の優れた耐久性により、10年経過後も十分な走行性能を維持していることが評価されています。
特にアドベンチャー系グレードやハイブリッドモデルは、より高値で取引される傾向があります。充実した装備と優れた燃費性能により、中古市場でも根強い人気を保っているためです。
ただし、10年間の走行距離や車両の状態は査定額に大きく影響します。定期的なメンテナンスを実施し、大きな故障やトラブルなく維持できていれば、より高いリセールバリューが期待できます。
RAV4は10年後も他のSUVと比較して高いリセールバリューを維持する車種として、長期保有を検討するユーザーにとって有力な選択肢となっています。
残価設定5年のメリット

RAV4の残価設定型ローン(残クレ)で5年プランを選択することには、複数の利点があります。最大の利点は、月々の支払い負担が大幅に軽減される点です。
5年後のRAV4の残価率は約32~68%となっていますが、一般的な残価設定ローンでは32~45%程度に設定されることが多くなっています。例えば、車両本体価格約388万円のAdventure OFFROAD package IIの場合、5年後の残価は約124万円(残価率32.0%)と設定されるケースがあります。
この残価を据え置くことにより、月々の支払いは約19,800円程度に抑えられます。通常のローンと比較すると、かなり低い月額負担となります。頭金やボーナス払いを組み合わせることで、さらに月々の負担を減らすことも可能です。
契約満了時に3つの選択肢があることも大きな利点です。「新車への乗り換え」「残価を支払って継続使用」「車両の返却」から、その時点の状況やニーズに応じて選択できる柔軟性があります。
一方で、注意すべき点もあります。走行距離に制限があり、5年プランでは通常60,000km以内という条件が設定されます。この距離を超過すると、残価保証の対象外となり追加精算が必要になることがあります。
事故歴がある場合も残価保証の対象外となる可能性があります。また、5年ローンは3年ローンと比べて総支払額における利息負担が増えるため、トータルコストでは割高になることを認識しておく必要があります。
ただし、RAV4は実際のリセールバリューが高い車種であるため、残価設定を上回る市場価値となる可能性もあります。この場合、差額が返金されることもあり、長期的に見て有利になるケースも考えられます。
RAV4の5年残価設定ローンは、月々の負担を抑えながら新車に乗りたい方にとって適したプランといえるでしょう。
グレード | 新車価格 | 5年後買取額 | 残価率 |
---|---|---|---|
スタイル(2WD) | 2,211,429円 | 155万円 | 70% |
スタイル(4WD) | 2,427,429円 | 160万円 | 66% |
残価設定ローン例 | 3,884,000円 | 1,242,880円 | 32.0% |
残価設定シミュレーション例

RAV4を残価設定型ローン(残クレ)で購入する際の具体的なシミュレーションを見てみましょう。実際の数字を確認することで、月々の支払いや総支払額を具体的にイメージできます。
Adventure OFFROAD package IIグレード(車両本体価格約388万円)を例に考えます。オプションや諸費用を含めると約33万円が加算され、総額は約421万円となります。頭金として100万円を支払うと、ローン元金は約321万円です。
このローンを60回(5年)払いで組む場合、金利1.9%(キャンペーン例)、ボーナス払い10万円×10回と設定すると、月々の支払額は約19,800円となります。5年後の最終回支払額(残価)は124万2,880円(残価率32.0%)で、金利込みの総支払額は約343万6,553円です。
注目すべき点は、月々の支払額が約2万円と非常に低く抑えられていることです。通常のローンで同程度の車両を5年間で購入した場合、月々の支払いは5万円以上になることも珍しくありません。
ただし、このプランには条件があります。走行距離が5年で60,000km以内、事故歴がないことなどが残価保証の条件です。これらの条件を満たせない場合、残価保証の対象外となり追加精算が発生する可能性があります。
5年後には「新車への乗り換え」「残価を一括支払いして継続使用」「車両の返却」という3つの選択肢から選択できます。この柔軟性は残価設定ローンの大きな利点です。
残価率は3年プランで約47%、5年プランで約32%が一般的です。月々の支払いを最小限に抑えたい場合は5年プランが適していますが、利息の総額は3年プランより増える点も考慮する必要があります。
5年残価設定ローンのシミュレーション例
項目 | 内容・金額例 |
---|---|
車両本体価格 | 3,884,000円 |
オプション・諸費用 | 約330,000円 |
頭金 | 1,000,000円 |
ローン元金 | 約3,220,000円 |
支払回数 | 60回(5年) |
金利 | 1.9%(キャンペーン例) |
ボーナス払い | 100,000円×10回 |
月々支払額 | 約19,800円 |
最終回支払額(残価) | 1,242,880円(残価率32.0%) |
金利込み総支払額 | 約3,436,553円 |
- 5年後の残価率は約32.0%が一般的です(60回/60,000km以内が条件)
- 月々の支払いを抑えたい場合、頭金やボーナス払いの併用が有効です
アドベンチャーのリセールに強い色

RAV4アドベンチャーグレードのカラー選択は、リセールバリューに大きな影響を与えます。アドベンチャーグレードにおいて最も高いリセール価値を持つ色は「アーバンカーキ」です。
アーバンカーキはRAV4アドベンチャー専用色として設定され、リセールバリューで他の色を圧倒しています。実際に、アティチュードブラックマイカ(ブラック)と比較して約20万円高い相場となるケースもあります。アウトドア志向のユーザーから強い支持を受け、中古市場での評価も非常に高くなっています。
アーバンカーキに次いで高いリセール価値を持つのは「アティチュードブラックマイカ」(ブラック)です。定番色として安定した人気と相場を維持しています。全グレードで選択可能な色ですが、アドベンチャーとの組み合わせも良好で、高い評価を得ています。
アドベンチャー系で設定される「2トーンカラー」(アーバンカーキ×アッシュグレーメタリックなど)も高いリセール価値が期待できます。個性的でありながら洗練された印象を与え、中古市場でも一定の需要があります。
一方、「グレー系」「ブルー系」「レッド系」は、アーバンカーキやブラックと比べて10万円以上相場が低くなることがあります。特に青系や赤系(センシュアルレッドマイカなど)は、個性が強すぎて中古市場では選ばれにくい傾向にあります。
興味深い点として、他のグレードではリセール価値が最も高いホワイト系(プラチナホワイトパールマイカなど)が、アドベンチャーグレードには設定されていません。そのため、アドベンチャーではアーバンカーキがリセール価値のトップに位置しています。
RAV4アドベンチャーでリセールを重視する場合、「アーバンカーキ」が最も有利な選択となります。個性を出しつつ高いリセール価値を狙うなら、2トーンカラーも良い選択肢です。色選びは個人の好みが最優先ですが、将来の売却を考慮する場合は、こうした相場の傾向も参考にすると良いでしょう。
トヨタ車残価率一覧とRAV4の位置付け

RAV4アドベンチャーグレードでは、カラー選択がリセールバリューを大きく左右します。このグレードで最も高いリセール価値を持つ色は「アーバンカーキ」です。
アーバンカーキはRAV4アドベンチャー専用色で、リセールバリューのトップに位置しています。アティチュードブラックマイカ(ブラック)と比較して、約20万円高い相場となるケースもあります。アウトドア志向のユーザーから強く支持され、中古市場での評価も極めて高い色です。
次に高いリセール価値を持つのは「アティチュードブラックマイカ」(ブラック)です。定番色として安定した人気と相場を保っています。全グレードで選択できる色ですが、アドベンチャーとの相性も良く、高く評価されています。
アドベンチャー系の「2トーンカラー」(アーバンカーキ×アッシュグレーメタリックなど)も高いリセール価値が見込めます。個性的ながら洗練された印象で、中古市場でも一定の需要を維持しています。
対照的に、「グレー系」「ブルー系」「レッド系」は、アーバンカーキやブラックより10万円以上相場が低くなることがあります。青系や赤系(センシュアルレッドマイカなど)は、個性が強すぎて中古市場では選ばれにくい傾向があります。
注目すべき点として、他グレードで最高のリセール価値を持つホワイト系(プラチナホワイトパールマイカなど)が、アドベンチャーグレードには設定されていません。この結果、アドベンチャーではアーバンカーキがリセール価値の頂点に立っています。
RAV4アドベンチャーでリセールを重視するなら、「アーバンカーキ」が最適な選択です。個性を演出しながら高いリセール価値を求めるなら、2トーンカラーも良い選択となります。色選びは個人の好みが最も重要ですが、将来の売却を視野に入れる場合は、こうした相場動向も参考にすると良いでしょう。
順位 | 車種名 | 3年後残価率 | 5年後残価率 | 10年後残価率 |
---|---|---|---|---|
1位 | ランドクルーザー | 90~109% | 65~85% | 42~52% |
2位 | ランドクルーザープラド | 89~105% | 70~92% | 50~61% |
3位 | アルファード/ヴェルファイア | 75~85% | 70~85% | ー |
4位 | ハリアー | 70~85% | 50~68% | 27~57% |
5位 | ハイラックス | ー | ー | ー |
6位 | RAV4 | 87% | 44~54% | 19% |
7位 | C-HR | 70~80% | 55~65% | ー |
8位 | ヴォクシー | 70~85% | 50~60% | ー |
9位 | ノア | 70~80% | 55~65% | ー |
10位 | ハイエース | ー | ー | ー |
残価率を高く保つコツ

RAV4の残価率を高く保つためには、いくつかの重要なポイントがあります。適切な選択と日常的なケアを実践することで、将来の売却時により高い査定額を実現できます。
最も影響が大きいのは「グレード選び」です。アドベンチャーグレードやG Zパッケージは特に高いリセール率を示します。アドベンチャーは5年落ちでも残価率78.1%という優れた数値を維持しています。ハイブリッドモデルも燃費性能により人気が高く、ガソリン車より約1.5%高い残価率が期待できることもあります。
次に重要なのは「ボディカラー」です。アティチュードブラックマイカ(ブラック系)やホワイトパールクリスタルシャイン(ホワイト系)は定番色として支持され、リセールに有利です。アドベンチャーグレードではアーバンカーキが最も高いリセール価値を持ちます。
「走行距離」も残価率を大きく左右します。走行距離が少ないほど高値となりますが、RAV4では5年で6万km以内、年間平均1万2千km程度に抑えることで好評価につながります。
「定期的なメンテナンス」と「車両の状態管理」も欠かせません。ディーラーでの定期点検を実施し、メンテナンスノートを適切に記録することで、中古車としての信頼性が向上します。内装や外装の傷、汚れを最小限に保つことも査定額アップに貢献します。
事故歴は査定額を大幅に下げる要因です。事故や修復歴があると、同条件の車両と比べて数十万円低くなることがあるため、安全運転を心がける必要があります。
「純正オプション」の選択も影響します。過度に個性的なカスタムは、リセール時に不利になることがあります。ナビやセーフティパッケージなど、汎用性の高い純正オプションを選択することが賢明です。
RAV4の残価率を高く保つには、購入時のグレードや色の選択から、日常的な使い方、メンテナンスまで総合的な配慮が必要です。これらのポイントを実践することで、将来のリセールバリューを最大化できるでしょう。
総括:RAV4の残価率とリセールバリュー総合ガイド
この記事のポイントをまとめます。
- RAV4は3年後残価率約87%、5年後44~54%、10年後約19%とトヨタ車の中で高水準
- トヨタ車残価率ランキングで「RAV4」は6位に位置している
- 新しい2024年式RAV4は約255万円から456万円で買い取られている
- 年数が経過すると残価率は徐々に下がるが、一般車種より緩やかな下落傾向を示す
- アドベンチャーグレードは5年落ちでも78.1%という高い残価率を維持
- 走行距離は残価率に最も影響し、年間1万2千km程度が理想的
- ボディカラーはアティチュードブラックマイカとホワイトパールが高評価
- アドベンチャーグレード専用の「アーバンカーキ」は最もリセール価値が高い
- ハイブリッドモデルはガソリン車より約1.5%高い残価率が期待できる
- 残価設定型ローンで5年プランを選ぶと月々の支払い負担が大幅に軽減される
- 10年後のRAV4は新車価格の約25%という高いリセールバリューを維持
- 定期的なメンテナンスと車両状態の良さが査定額アップにつながる
- 事故歴があると同条件でも数十万円査定額が下がる可能性がある
- 純正オプションは汎用性の高いものを選ぶとリセールに有利になる
- RAV4の残価設定ローンは走行距離60,000km以内などの条件がある